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The Decorative Fair (デコラティヴ・フェア)2013秋フェア

やっと「放逐された親知らず歯の呪い」(笑)から、だんだん体調が復帰してきているところ。 歳とともに、抵抗力落ちてきている・・・腹立たしいことに。何とかこのまま、炎症とは縁を切りたいもの・・・まったく。

ところで、前回の標本箱のEtsy(エッツィー)ショップの新アイテム、おかげさまで早々に2アイテムが売り切れ。 また、続々と新作が登場する・・・予定です、お楽しみに^^。

今回は、延々続いた夏のホリデー話で書きそびれていた、10月始めのThe Decorative Fairからのイメージを。


Martin D Johnson Antiques Limited
Martin D Johnson Antiques Limited
左の2つの額の中と、棚の中のガラスドームに納められているのは、
俗にGrand Tour Plaster Cameo(グランド・ツアー・プラスター・カメオ)と呼ばれるもの。
グランド・ツアーに関してはWiki jpで上手く解説されていたので、
そのページのリンクで済ませて、
その、ツアーでイタリアやギリシャを訪れた、
ボンボン(お嬢)達が買って帰ってきたみやげ物、
というのがこのプラスター・カメオ。
ギリシャ・ローマの古典カメオを原型に、石膏で作られたリプロダクション。
モチーフは、神話だったり、ローマ皇帝だったりして、
ここからまた、ひとしきり歴史の薀蓄・教養を積む・・・という、いわば「知育土産」。
現在では、クラシカル様式のインテリアに合わせた、アンティーク額として、
根強い人気があるけれど、ここのガラスドームのディスプレイは、新鮮なアプローチ。

Martin D Johnson Antiques Limited
Martin D Johnson Antiques Limited
石膏+骨+サンゴの、
白~グレイのカラーとテクスチャーのコーディネートがエレガント。

On-Reflection Mirrors Ltd
On-Reflection Mirrors Ltd
ここは、アンティーク・ミラーの専門ディーラー。
フレーム自体もミラーのカットワークになっているものは、ヴェネチア製。

On-Reflection Mirrors Ltd
On-Reflection Mirrors Ltd
手前にかかっているような、ゴールド・ギルドのデコラティヴなものは、
たいていフランス製。

Andrew Collier Antiques
Andrew Collier Antiques
ここのフェアで、(多分)一番人気のアンドリューさんのブース。
気さくで陽気なアンドリューさん、奥さん、お嬢さんのキャラクターもさることながら・・・、
とにかく「安い」ものから、高級品まで、イギリス・アンティークから
コンチネント(大陸)・アンティークと、幅広い品揃えが人気の秘訣。

Andrew Collier Antiques
Andrew Collier Antiques
エレクトラ・プレート(銀メッキ)のポット達。

Andrew Collier Antiques
Andrew Collier Antiques
プレスド(型押し)ガラスのケーキスタンド達。
撮影の仕事がらみで、いろいろ顔見知りのディーラーさんも多いのだけれど、
私のサイフで実際に買い物できるのは、ここのブースぐらいしかない・・・。

Andrew Collier Antiques
Andrew Collier Antiques
小さな額でもミッチり集まると、なかなかのインパクト。

Fontaine
Fontaine
ここも、マスキュリンなんだけれど、いろいろふり幅の広い品揃え。

Fontaine
Fontaine
標本のような骨類はトレンドなのだけど、これはレア物・・・。
動物の顎の骨を、木製のベースにマウントして、キャンドルホルダーに・・・。
ちょっとキワモノ(笑)。

Fontaine
Fontaine
白地に内容物が表記されているのは、
19世紀の食料品店の店頭販売用の容器だったもの。
Epicerie Porcelain(食料品店用磁器)と呼び習わされている。
シンプルさが、ピューターのジャグ達とよくマッチしている。

Josephine Ryan Antiques
Josephine Ryan Antiques
Webサイトのプロダクト撮影をお手伝いしている、ジョセフィーヌのブース。

Josephine Ryan Antiques
Josephine Ryan Antiques
近頃のレトロ・トレンドを反映してなのか、以前ほどコテコテの見せ方ではなくて、
すっきりシンプル目のディスプレイ。

Josephine Ryan Antiques
Josephine Ryan Antiques
テーブルの上にぶら下がっているのは、ガラスのワスプ(スズメバチ)捕り。
底に穴が開いていて、その周りのくぼんだ部分にジュースやビールを入れておくと、
匂いにつられて、ワスプが底や口から中に入って、出られなくなる、というもの。
南フランス等で、外で食事するときに、よく使われる。

Mason Artefact
Mason Artefact
いつもエレガントな、ヴィッキーのブース。
7月に某雑誌の取材に協力してもらって、「お宅拝見」してきたところ。
ブースやお店と同じように、ステキなお家。
また、某誌が出版されたときにはご案内しますよ。

Mason Artefact
Mason Artefact
ガーデン・オブジェの鳩たちを、テーブルのセンターピース風にディスプレイ。

Mason Artefact
Mason Artefact
ここのシャンデリアは、いつでもテイスト、クオリティーともに厳選されている。

Mason Artefact
Mason Artefact
そして、ミラーも・・・。

Alex MacArthur Interiors
Alex MacArthur Interiors
最後はおなじみの、スーパー・クールなアレックスのブース。
ディスプレイのメイン、馬のスケルトンが、
オープニングの時点で業者間販売されて、
フェア自体の正面ディスプレイになってしまったので、
出だしからメインディスプレイがなくなって、見せ方に苦労したそう。
(オープニングのディスプレイは<このページ>で見ることができる。)

Alex MacArthur Interiors
Alex MacArthur Interiors
もう一つの今回の一押しアイテムは、正面のペアのキャビネット。
イタリア製のべっ甲象嵌。これも初日に売約済み。

Alex MacArthur Interiors
Alex MacArthur Interiors
アレックスお得意の、ヴィンテージ・スタジオ・ライト。

11月の末に、またブライトンのアレックスの自宅兼ショー・ルームで、
オープンハウスが開催予定。
Kotomiジュエリーも、参加して展示販売される予定。詳細は<このページ>に。


__________________________


デコラティヴ・フェアの次回の開催は、2014年 1月 21~26日。

チケットを持たずに出かけると、(原則的に)入り口で£10をチャージされる。
しかし、入場料を払って入る人はまれで、<この頁>で登録すれば送られてくる、
入場無料E-メールをプリントアウトして持っていけば無料。
何枚でもプリントアウトして、持っていってかまわない。

the Decorative Fair
Battersea Park, London
late January, late April and early October.



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Dinan(ディナン)-水曜マーケット

前回に入れようと思ってたら、写真が多すぎて収拾がつかなくなったので、今回に持ち越して、まだブリタニーのDinan(ディナン)話続いてます。

Dinan Wednesday Market
収まりきらなかった、話題はこれ、水曜ブロカンテ・マーケット。
Basilique Saint-Sauveur(訳したら、聖救世主聖堂・・・なのかな?)の、
前の広場は普段は駐車場、夏の水曜日にはブロカンテのマーケットが立つ。

Dinan Wednesday Market
取り立てて大きなマーケットではないので、
私たちも特にこれに合わせて来たわけではない。
たまたま通りかかったら、マーケットが開かれていた、という感じで、
とても得した気分。

Dinan Wednesday Market
売られているのは、アンティークというよりは、
まさしくBric-a-Brac(ガラクタ)が多くて、
カーブーツよりちょっとマシ、な感じ。

Dinan Wednesday Market
それでも、近頃「ヴィンテージ」ジャンルができてきているので、
それでいったら、立派にヴィンテージ。

Dinan Wednesday Market
天気もよかったので、ぶらぶら見て回るだけで楽しい。

Dinan Wednesday Market

Dinan Wednesday Market

Dinan Wednesday Market

Dinan Wednesday Market

Dinan Wednesday Market

Evening puddings
で、私が買ったのは、このキャンドル・スタンドをペアで。
真鍮と合金キャストでできていて、鍍金される前段階のデッド・ストック(?)、
だったと思われるもの。
多分、19世紀末~20世紀初頭の量産品。

Dinan Cafe
広場の前には、いくつかカフェが並んでいるので、

Dinan Cafe
買い物のあとに、ちょっと休憩。

Dinan Cafe
と、まぁ、観光客のニーズにことごとく対応する町、ディナン、でした。

マーケットが開かれているのは、7月~8月の水曜日。
場所は、ここ。


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Le Château-Peter Gabriëlse(ぺーター・ガブリエルザ) の家 -1-

今回はノルマンディーの、箱彫刻家ペーターおじさんの家、ル・シャトーのイメージを。

もう、何度も訪れていて、でも何度も写真を撮ってしまう。
部屋の全体像は、昨年だいぶ撮ったので<このページから3回のエントリー>、今年は気の向くまま、脈絡なくディティールばかり撮っていた。

Le Château
パーティーの前日キッチンに並んでいた、コーヒーポット達。

Le Château
これもパーティー用に引っ張り出されてきた皿達。

Le Château
キャビネット・オブ・キュリオシティーズか、ミュージアムの一角・・・のようでいて、
実はだだのキッチンの一角というところが、このウチの面白いところ。

Le Château
一見しただけだとタダのセラミックの断片。
よく見ると聖母子像のレリーフ。
この素朴な感じは、18世紀のもののよう。

Le Château
庭の野草を活けるのが得意なPおじさん。

Le Château
ダイニング・エリアには桃やらスモモを盛った皿。
おじさんは果物好き。

Le Château
今年初めて覗き見た、larder(ラーダー=食料庫)。
ちょうど正面階段の裏に当たるところにある小部屋。
秘密の部屋が、まだほかにもあるに違いない(笑)。

Le Château
椅子達。

Le Château
ちいさなケルビム達。
いつか作品に入れられるのだろうか。

Le Château
アイボリーの彫り物の額装。
これも18世紀っぽい。

Le Château
作品がよく売れて、ちょっと羽振りのいいおじさんちには、
アンティーク絵画が増加中。
18世紀の手着彩のプリント。
しかし、描かれているのはロンドン・ウエストミンスター橋と大聖堂。
ちょうどLambeth(ランベス)のあたりの船着場から見ている眺め。

Le Château
この絵も以前はなかった。
おじさんはことごとく18世紀テイスト。
私はヴィクトリアン19世紀後期が守備範囲なのだけれど、
ここ、ル・シャトーとおじさんから、18世紀テイストを吸収中。

Le Château
奥の図書室の一角に掛けられている。

Le Château
鏡に映るダイニングの窓辺。

Le Château
1階のバスルームのデコレーション。
洗面台の端に並んでいるのは、
屋根に取り付けられていたFinial(フィニアル=先端飾り)。
ジンク(亜鉛)でできいる。
フランスのグレイのスレート屋根には、ジンクのグレイトーンがマッチしている。
イギリスだと、レンガ・タイル屋根なので、フィニアルもたいてい、
レンガと同じテラコッタ製のものを使うのだった。
なので、イギリスではこのジンク製フィニアルを見ることはほとんどない。

Le Château
庭への出入り口になっている、ランドリー室の暖炉の上の、
鳥の巣と羽のコレクション。
いつか何かの形で作品に使う方法考え中、だそう。

Le Château
その横に放置された、木製の翼。
以前昔の作品に使われていたのを覚えているけれど・・・、
あの作品は解体されてしまったのかな?

Le Château
正面階段の上のシャンデリアに、実際にバルブが入っているのだ・・・、
とはじめて知った。
ずっとただの飾りだと思っていた・・・。


とまぁ、アンティークと装飾物の断片で満たされたル・シャトーは、私にとっては奥深い「おもちゃ箱」。 いつまでいても飽きない場所なのだった。

次回は一段と奥深い「おもちゃ箱」、作品展示室とアトリエのイメージを。
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