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The Museum of Brands, Packaging and Advertising (ブランド、パッケージ、広告博物館)

博物館ネタが少しご無沙汰だったけれど、今回はポートベロー・マーケットの近くにある、小さな・・・しかし収蔵内容のとても濃~い博物館、The Museum of Brands, Packaging and Advertising (ブランド、パッケージ、広告博物館)。
ここで言う「ブランド」は、ルイヴィトンだとか、マクィーンだとか、そういうファッション・ブランドではなくて、もっとベーシックなもの。スーパーマーケットでお目にかかるような、チョコレートやパン、洗剤・・・などなど、日常の一般生活の中でほとんど無意識に目にしているモノ達のこと。
現役で活躍中の、歴史家、コレクターのRobert Opie(ロバート・オーピェ)氏がコレクションした、12000アイテムがこの小さな博物館に詰め込まれているのだが、もともとはグロースター州で1984年にオープンした、Museum of Advertising and Packaging(広告・パッケージ博物館)に収蔵されていた。 2001年にグロースターの博物館は閉館し、ロンドンのノッティングヒルのこの敷地で新たに2005年から開館された。


The Museum of Brands, Packaging and Advertising
入り口は少しわかりにくいところにある。
Westbourne Groveの1ブロック北側、Lonsdale Roadから、
サインにしたがって、裏のコートヤードに入っていく。

The Museum of Brands, Packaging and Advertising
正面の壁にユニオンジャックがペイントされている、その、左側に入り口がある。

残念ながら、博物館の中は現在は撮影禁止。何しろ「ブランド」だけにコピーライト問題が複雑だとか。
私の場合カシャカシャ煩い、デカい、眼レフの上に「撮影できますか?」「I'm sorry,No・・・」
と聞いてしまっただけに、さすがに撮らなかったが、
Flickrには以前の撮影、あるいは知らずに撮っていた、
または隠し撮り(?)のものがいろいろUpされていたので、借りてきた。

Museum of Brands Packaging and Advertising 品牌、包裝、廣告博物館
Photo by: cyesuta@Flickr
時代ごとのショウケースの中のディスプレイはこんな感じ。
床から天井まで、びっしり埋め尽くされている。


これはヴィクトリアン期、ブランド・ネームという概念の黎明期。
19世紀に鉄道の普及で物流体制が整う以前は、ローカルで製造されたものがローカルで消費されていた。
鉄道がマス・プロデュースを推進したということもできる。マスの市場で商品の認知度を競うためには、消費者に商品を覚えてもらうことが必須条件となり、ここに「ブランド名」ができあがることとなったのだ。


Museum of Brands Packaging and Advertising 品牌、包裝、廣告博物館
Photo by: cyesuta@Flickr
塩のパッケージやら、缶詰やら。ヴィクトリアンのデザインはとても凝っている。

Museum of brand ref2
ロバート・オーピェ氏の本「Remember When」は、
ここの博物館の収蔵品が数々掲載されているので、その本からの抜粋で、ヴィクトリアン期のパッケージ。

Museum of brand ref1
同本より、1887年のヴィクトリア女王のジュビリー(在位50周年記念)のパッケージ。

Museum of brand ref3
これは、洗濯のり(というか・・・アイロンのり)の広告とパッケージ。
ヴィクトリアンやエドワーディアン期の特に男性シャツの襟は、まるで画用紙でできているかのように、
しゃきしゃきに保っておく必要があった・・・。

Museum of brand ref4
時代は20世紀に入って、これは20年代頃の雑誌やら、広告。
飛行機、飛行船、車などの新しいテクノロジー。
女性のドレスもアール・デコ・スタイルになっている。

Museum of brand ref6
これも20年代のトフィー(キャラメルのようなお菓子)のパッケージ。
女の子のスカートが、ここで初めて短くなった!!(笑)。

Museum of brand ref7
1930年代の、洗濯石鹸。 モダーン・デザインの始まり。

Museum of brand ref8
第二次世界大戦期の広告やらグッズ。
すべては反ヒトラーのプロパガンダで、「ヒトラーの尻」ダート・ボードやら、
ナチスパターン入りトイレット・ペーパーなど、いかにも英人的なる「おちょくり感覚」は戦時中も健在。

Museum of brand ref9
ようやく世界が落ち着いた50年代には、現エリザベス女王が戴冠。その、いろいろなコメモラ(記念)グッズ。
ちなみに今年は60周年のジュビリーで、ロンドンは盛り上がっている。
女王の戴冠式は1953年だったのだけれど、父王ジョージ6世が亡くなった1952年が、
正式の「即位年」なので、今年が60周年ということになる。

Museum of brand ref10
この辺はもう70年代。どことなく子供の頃に見覚えのあるようなデザイン。

remember when
本の表紙。

ミュージアムの話だったのだか、この本の話だったのか解らなくなってしまったが・・・、
パッケージやグラフィックデザインの歴史に興味のある方には、どちらもおススメ。


The Museum of Brands, Packaging and Advertising 
(ブランド、パッケージ、広告博物館)


2 Colville Mews, Lonsdale Road,
Notting Hill, London, W11 2AR
Tel: +44 (0)20 7908 0880

地図:

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おまけヴィデオはここの館長さん、ロバート・オーピェ氏がここの博物館の一角で、「ブランド」について語る。
レトロなデザインに、安心感を見出す時代へと、現在トレンドははゆり戻しつつある。
コンテンポラリー・デザインに走りすぎた、チョコレートパッケージが、
消費者の意識調査で、再び「往年の」トレードマーク・パッケージに戻った例など。



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Ashmolean Museum (アシュモリアン博物館)-ギリシャとエジプトの発掘品

Ashmolean Museum(アシュモリアン博物館)から3回目の標本箱は、ギリシャとエジプトの発掘品。
Greek red-figure vases
紀元前6世紀頃のギリシャのBlack-figure lekythos(黒像式レキュトス壷)のコレクション。
レキュトスはオリーブ・オイルを入れて、副葬品として使われたもの。
大きなディスプレイ・スペースに圧巻のコレクション。

Greek red-figure vases
こちらは紀元前5世紀頃の、Red-figure lekythos(赤像式レキュトス壷)。
Black-figureより1-2世紀後で、よりナチュラルで柔らかい表現。

Greek red-figure pottery
赤像式レキュトス壷のディティール。なかなかチャーミング。

Greek white-ground vases
紀元前6世紀後半から5世紀にかけてのWhite ground Technique(白地技法)のレキュトス壷。

古代ギリシャの壷絵に関してはJa.Wikiの<このページ>に詳しく解説されている。

Greek white-ground vases
白地技法レキュトス壷のディティール。

Greek white-ground vases
同じく、白地技法レキュトス壷のディティール。

古代ギリシャには薀蓄なしなので・・・見た目だけで楽しんで、次は古代エジプトの部屋に移った。
猫好きの私としては・・・

Bastet cat
Bastet(バステト)を激写。
上記リンクのJa.Wikiの雌ライオン・セクメトから、飼い猫・バステトへと転移する話は興味深い。

Bastets and Sekhmets
Bastets(バステト)とSekhmets(セクメト)のコラージュ。
片手に握っているのはSistrum(シストラム)という、打楽器。
もう一方の手には、ギリシャ神話に由来するAegis(イーギス)の盾(右上段)を持っている。
そして、なにやらハンドバック状のものは籠らしいのだが、それ以上の詳細は知らない・・・。

Bastets and Sekhmets
Bastets(バステト)とSekhmets(セクメト)のディスプレイ。

Shawabtis
こちらはShawabtis(シャワブティス)。Ushabti(ウシャブティ)、shabti(シャブティ)とも呼ばれる。
副葬品でとして作られ、死後の世界で、死者の使用人として身の回りの世話をすると信じられていた。
私はまだ生きているが・・・糸通し仕事手伝ってくれないかな?(笑)

Egyptian jewellery and Eye-of-Horus pendant
最後に古代エジプトのジュエリー。
デティールを控えてこなかったが、カーネリアンとターコイズかな?

アシュモリアン博物館は、これ以外にも中東工芸美術品、中国工芸美術品、ヨーロッパ絵画など、さまざまな分野にわたっての収蔵品が充実。
発端は17世紀の収集家Jon Tradescant(ジョン・トラデスカント)親子の博物学標本、古代コイン、書籍などを引き継いだElias Ashmole(エライアス・アシュモール)が、彼自身のコレクションを付け加えて、オックスフォード大学に寄贈したことから始まる。1683年に公開が始まったこの博物館は、イギリス最古の、そしてヨーロッパ最古の・・・つまり世界最古の「博物館」。オックスフォードでは見逃せない博物館の一つ。

(祭日以外の)月曜休館、10am - 6pm
このGoogleStreetは、まだ大改装中の頃。
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Anglo-Saxon Jewels (アングロ・サクソン期のジュエリー)-Ashmolean Museum (アシュモリアン博物館), Oxford

引き続きOxfordより、Ashmolean Museumアシュモリアン博物館)のイメージ。

ここは、ちょうどミニ大英博物館+ミニナショナル・ギャラリーといった感じで、世界中からの考古学発掘品やら、絵画やら、ありとあらゆるものが収蔵されている。 
2006年から、ここも大改装のため3年近く閉められていたが、2009年の11月に新装再オープン。オープン直後の12月頭に駆けつけたのは、ここのアングロ・サクソン・ジュエリーのコレクションを、ぜひ見てみたかったから。

随分前になるが、中世ヨーロッパのジュエリーのイメージを標本箱に詰め込んだことがある。<このページ
その時に「『中世』というと、おおよそ11-14世紀」と書いたのだが、イギリスでは1066年のノルマン征服以降のノルマン王朝以降を「Medieval(中世)」として呼びならわしている。それ以前の時代は征服されたアングロ・サクソン王朝の時代で、弱体化したローマ帝国軍が次第に撤退していった5世紀初頭から11世紀まで。この時期も厳密にいうと「中世」に入るのだが、「初期中世」「Dark Age(暗黒時代)」などとも呼ばれている。
なにが「暗黒」かというと・・・実はあまりどんな暮らしだったかが解りにくいから、でもある。
レンガを多用した建造物を残したローマ人達、大陸のロマネスク石造建築技術を持ち込んだノルマン人達の遺跡ははっきりと残っているわけだが、現在のデンマーク・オランダあたりからイギリス東海岸に移住してきたアングロ・サクソン人の住居は大半が木造だったので、ほとんど明確には残ってはいない。およそ7つの王国に分かれていて、王といえども部族長程度の権力。まだまだ石造の城を築けるまでには財力・権力は整っていない。教会や修道院の一部に、アングロサクソン石造建築が残されている程度。
ここ何十年かの考古学テクノロジーの進化があってはじめて、木造住居での暮らしぶりが徐々に明らかにされるようになってきたところ。
その、まだまだ謎の残るアングロ・サクソン人なのだが、移動民族系の伝統なのか、ジュエリーに関してはちょっと「うるさい」。つまり、発掘品の中で最も目に付くのはゴールドやガーネットを多用した、大型のジュエリー。主に王や戦士といった、男たちを飾るためのジュエリーは、豪華で剛毅。
大英博物館にも、多数国宝級が収蔵されているが、今日はアシュモリアン博物館収蔵品の中から展覧してみよう。
Alfred Jewel
Alfred Jewel  Anglo-Saxon 871-899, cloisonné enamel, North Petherton, Somerset, England
アルフレッド・ジュエル、アングロサクソン期 871-899年

Alfred Jewel
アルフレッド・ジュエル、別の角度から。
一番見てみたかったのがこれ。これはそれほど大きなジュエリーではない、天地6センチぐらいのもの。水晶の下にエナメルでキリストと思われる像が描かれている。
周りのゴールド装飾部に「AELFRED MEC HEHT GEWYRCAN=Alfred ordered me made」ーアルフレッドが命じて(私を)作らせた-の文字が浮き彫りにされているため、アングロサクソン七王国の一つウェセックスのアルフレッド大王の時代の作に帰されている。
何であったかはいまだにはっきりとは解らなくて、聖書を読みやすくするために使う「ポイント棒」の持ち手だったのではないかという説が有力。
エナメルの上にクリスタルという凝った作り、側面にまるで呪文のように刻み込まれた文字といい、通常パターンがほぼ決まっているアングロサクソン・ジュエリーの中でも、繊細で秀逸な作品。
Minster Lovell Jewel
Minster Lovell Jewel  Anglo-Saxon 871-899 Minster Lovell, Oxfordshire, England.
ミンスター・ロベル・ジュエル アングロサクソン期 871-899年
これもアルフレッド・ジュエルと同時代で、多分同様に「ポイント棒」の持ち手だと思われている。これは水晶は乗っていなくて、アルフレッド・ジュエルほど豪華なつくりではない。
Jewelled discs

Jewelled disc
Jewelled disc  550-650 Anglo-Saxon, Monkton Kent, England
ジュエルド・ディスク アングロサクソン期 550-650年
「例外」から初めてしまったが、「典型」はこれ。サイズは10センチぐらいでかなり大型。このようなゴールドの幾何学模様+ガーネット象嵌が典型的な「アングロサクソン」スタイルの一つ。このタイプは・・・もう数え切れないぐらいある。
Jewelled disc
Jewelled disc  600-700 Anglo-Saxon, Sarre, Kent, England
ジュエルド・ディスク アングロサクソン期 600-700年
「ディスク」と称されるのは、こういった10センチ級のもの。詳しくは知らないのだが、ブローチの金具が付いていないのだと思う。なので、何にどうやって使われたかは明確には解らないのかもしれない。これより小さくてブローチ金具が付いているものに関しては「ブローチ」とたいてい表記されているので・・・。
Jewelled disc brooch
Jewelled disc brooch  500-600 Anglo-Saxon
ジュエルド・ディスク・ブローチ アングロサクソン期 500-600年
そう、これが明らかに「ブローチ」の方で、5センチ位。

Jewelled disc brooch
Jewelled disc brooch  500-600 Anglo-Saxon
ジュエルド・ディスク・ブローチ アングロサクソン期 500-600年

Frankish disk brooch
Frankish disk brooch 500-600
フランキッシュ・ディスク・ブローチ 500-600年
フランキッシュというのは「フランク王国」のこと。アングロサクソンと同時代の大陸側。その違いは・・・全くない。ほとんど海を挟んだ親戚状態で、交易も職人の行き来もあり、スタイルは同じ。
Jewelled cross shaped pendant
Jewelled cross shaped pendant Anglo-Saxon 600-700, Ixworth, Suffork, England
クロス型ペンダント アングロサクソン期 600-700年

Clasp
Clasp Frankish 600-700
クラスプ フランキッシュ 600-700年
これもフランキッシュ、大陸側。保存状態が信じられないぐらい・・いい。1500年近く昔のものとはとても思えない。緑の部分はエメラルドに見えるが、ガラスだそうだ。ガーネットはヨーロッパに産するがエメラルドはアジアよりの「輸入品」。とても高価なものだったからだろう。
Fibula (brooch)
Fibula(Brooch) Anglo-Saxon/Frankish 600-700
フィブラ・ブローチ アングロサクソン、またはフランク 600-700年
縦長安全ピン型のブローチをローマ期以来フィブラと呼ばれる。これも典型的アングロサクソン・ジュエリーのデザインの一つ。
Fibula (brooch)
Fibula(Brooch) Anglo-Saxon/Frankish 600-700
フィブラ・ブローチ アングロサクソン、またはフランク 600-700年
モチーフは北欧神話オーディンの使者Raven(ワタリガラス)。上記のクロスと全く同時代だが、ちょうど異教からキリスト教への移行期で、どちらのモチーフも使われている。中には一つのジュエリーの中に両方がえがかれているものもある、とは、最近TV歴史プログラムで知った話。興味深い・・・。
Clasp
Clasp Frankish 600-700
クラスプ フランキッシュ 600-700年

Anglo - Saxon jewellery, buckle, belt-end
アングロサクソン期のジュエリー、バックル、ベルトエンド、ビーズなど。
左下の「蛇」も典型的なアングロサクソンのモチーフ。

Group of jewellery and strap-ends
アングロサクソンとフランクのジュエリー、ベルトエンドなど。

最後に、一番美しい「お宝」・・・。

Crystal ball
Crystal ball Anglo-Saxon/Frankish 600-700
クリスタル・ボール アングロサクソン、またはフランク。 600-700年
何に使われたのか、教会の装飾品だったのだろうか・・・?
おまけヴィデオ。2009年にアングロサクソン・ジュエリーが大量にスタッフォードシャーから発掘された。
失業中の小父さんが、暇に任せて金属探知機で農地を調べていて、アングロサクソン・ジュエリーを発見。考古学者達が本格的に発掘したところ、出るわ出るわ・・・イギリス史上最大の「お宝発掘」となった。そのニュースをYoutubeから。現在はバーミンガム博物館と大英博物館で所蔵・・・だったはず。
アシュモリアン博物館より、次回はもっと新しいジュエリー。リングと時計のコレクション。
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Tudor (チューダー)ジュエリー

イギリス、チューダー・コスチューム・イベントに関連して・・・、この頃のジュエリーの話。

この前のイベントから、ご婦人方のジュエリーをクローズアップしてコラージュしてみた。(フォーカスが甘いのはご容赦)

Tudor jewellery
これらは、当時の肖像画に基づいたかなり忠実なリプロ(複製)

Tudor ladies-in -waiting
Part of The Family of Henry VIII- by an unknown artist c 1545 英国王室所蔵
これは侍女達の肖像画。右の女性はAの頭文字のペンダントを付けている。
当時はやっていたようで、アン・ブーリンのB頭文字のネックレスは有名。
この標本箱の最後に彼女の肖像画イメージを載せた。

Henry VIII and wives exhibition
Henry VIII and six wives exhibition @ Warwick Castle 2009
これは去年のウォーリック城の展示。
昨年はヘンリー8世即位500年記念だったため、どこもかしこもヘンリー8世関連のイベントやディスプレイを企画。
ここのものは、マダムタッソーとの提携の蝋人形展示なのだが・・・
ヘンリー君、6人の妻達に詰め寄られているようで形勢不利の模様。
ジュエリーのリプロはどれもお見事。


その、昨年のヘンリー君祭りを見越して、不詳私もチューダー風のペンダントを作ったことがある。

Tudor Series
Kotomiジュエリー 2007秋冬コレクション -チューダー・シリーズ。
右から時計回りに、キャサリン・パー(Catherine Parr ヘンリー8世最後の王妃)のペンダント。
プリンス・アーサー(Prince Arthur 夭逝したヘンリー8世の長兄)のペンダント。
エリザベス1世(Elizabeth I ヘンリー8世の娘 )のペンダント。
アン・オブ・クリーヴス(Anne of Cleves ヘンリー8世4番目の王妃)のペンダント
ヘンリー7世 (Henry VII ヘンリー8世の父王)のブローチ

これはその当時出展していた、トレード・ショウ用の話題づくりとして企画したもの。
私の場合ポリマー・クレイでベースを作るので、忠実なリプロというよりは「In-the-style-of」、チューダー「風」のし上がり。
イメージ・ソースは以下に。

Catherine ParrPortrrait of Arthur Prince of Wales(1486-1502)
キャサリン・パー と プリンス・アーサー :Hever Castle 所蔵

Queen Elizabeth 1st
エリザベス1世
これはまだ女王に即位するずいぶん前の「若き日」。

Ann of ClevesHenry VII
アン・オブ・クリーヴス と ヘンリー7世:Hever Castle所蔵

上のイメージでは、エリザベス1世は、複雑で危険な政治的状況の中で生き残るために、おとなしく地味に装っている。
女王に即位した後の華美な姿はご存知のことと思う・・・。

Portrait of Elizabeth I (1533 - 1603) The Armada Portrait 1600c.
Portrait of Elizabeth I - The Armada Portrait 1600c 撮影:lisby1@Flickr

しかし、ここで女王が手にしているペンダント・ヘッドは、昔の隠棲を余儀なくされていた時代のものと、同一のもの?のように見える。彼女を栄光に導いたタリスマン(お守り)的ペンダントなのかもしれない・・・。
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