今日もいろいろな「仕事」の続き。

ご婦人方の仕事はもっぱら、糸紡ぎ、染色、機織、刺繍、などなど、布帛にまつわるもの。
ここではウールを紡いで、ウール糸を作り、天然染料で染色、の、デモンストレーション。
天然染料でも、これだけ鮮やかな色が出せる。それでいて、こっくりとした深みのある色。
右上はウールではないけれど、リネンの刺繍。
イギリスでは綿花は自生していなくて、インドや中東から輸入されるためほとんど普及していなかった。
下着やブラウスに使われるのは、たいていこのリネン。

写真真ん中の女性がせっせと作っているのは「組みひも」。たいていウールで作られる。
右は彼女がベルトから提げていたもの。「何?」と聞いたら、開けて見せてくれた(写真中上)。
ピンホールダー。被り物や帽子を留めたりいろいろと使われる。
安全ピンはないので、この待ち針状のピンを使う。
左下は、やはりベルトから提げて使うポシェット。

こちらでは編み物と縫い物。

ジュエラーのおじさん。

この先生は、医者兼、錬金術師。

患者の診断で重視されるのは「尿」。
色や透明度、臭いはもとより・・・味も診断のうちに入っているとか・・・うぅ・・・。

さまざまな薬。かなり怪しげ・・・だが。

一方こちらは、ハーバリストのテント。いわば現代の「薬剤師」にあたるだろう。

同じくハーバリストのテントより、壜のいろいろ。

こちらは「鷹匠」。
鷹狩りは中世・チューダー期にかけて、王侯貴族の娯楽であり社交イベント。
自ずと「鷹匠」はとてもいい待遇を受けている。この鷹匠の奥方の見事なチューダードレス!!
彼らはRaphael Historic FalconryのEmmaとMike Raphaelご夫妻で、歴史的鷹狩りを研究・伝承している第一人者。
リ・エンアクトメントのイベントで「鷹狩り」といえば、たいていここのチームから参加の場合が多い。

最後に、奥方様の写真をチューダー絵画風に・・・。
うーん、現代人ではないかもしれない(笑)。
次回は、貴族達のコスチュームを中心に。
No comments:
Post a Comment