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Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館 -2-

Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館からの標本箱、2回目はハンガリー北部の山岳地帯Upland(ウプランド)から移築された建物で構成された、ゾーンII。
ポーランド、リトアニア、ドイツ、ギリシャ、そしてユダヤ人がマーケット町に混在して暮らしていて、人口の20%以上が手工芸に従事していたそうだ。上手く写真には収めそこなってしまったのだが、長靴製造の作業場の様子も復元されていた。
ブドウ畑とワイン製造も盛んで、ワイン製造業者やマーケット商人といった、富裕層も多く暮らしていたもののよう。
Middle-class home from Gyöngyös
Gyöngyös(ギヨンギュシュ)の中流階級の家。
1914年の1月6日の朝、キリスト教をバックグラウンドにしたコミュニティー、
The Saint Cross Association(聖十字架協会)のメンバーが
新しい委員を選出するための集会のテーブルセッティング。

Middle-class home from Gyöngyös
これは同じ建物の、リヴィングルームのテーブルの上。
協会長の家という設定で、ワイン製造を背景とした富裕層の暮らしをディスプレイしている。

Middle-class home from Gyöngyös
その、ベッドルーム。

Middle-class home from Gyöngyös
ベッドルームの窓際には、足踏みミシン。
女性のコスチューム、ミシンカヴァーそして、カーテンも、、どこもレースがとてもステキ。

Middle-class home from Gyöngyös
イギリスもヴィクトリアン期にはレースだらけのインテリアだったわけだが、
ハンガリーのレース・ワークのテクニークが、
イギリスのものよりヴァリエーションに富んでいるように思うのだが・・・。

Middle-class home from Gyöngyös
優美なドローンワークのテーブル・クロス。

Middle-class home from Gyöngyös
これは、クロシェット(鈎針)編みのレース糸を、転がって縺れないようにするケース。
なんと呼ぶかは知らないのだが・・・。
私も時々クロシェット編みをすることがあるので、これ欲しいなぁ^^。

Middle-class home from Gyöngyös
キッチンの一角。

Middle-class home from Gyöngyös
石造りの建物の外観はこんな感じで、屋根はブリキで覆われている。
Gyöngyös(ギヨンギュシュ)の町は何度も火災に見舞われたので、火災予防に屋根をブリキで覆うようになったとか。
我々が訪れた日は、通り雨が何度もやってきた風の強い日で、その屋根のブリキが雷のような異様な轟き音を立てる。
これは・・・風の強い夜は、うるさくて眠れないかも・・・。

Upland Market Town
マーケット・タウンを歩く配偶者氏・・・。

Jewish merchant's house from Mád
Mád(マッド)から移築された、ユダヤ商店主の家。
19世紀末には人口の30%はユダヤ人で、カトリック人口と共存していた。
ここの建物の例では、通りに面した商店・住居を賃貸しているのがユダヤ人一家で、
裏の棟続きの住居に、大家さんのカトリックの一家が住んでいる。

Jewish merchant's house from Mád
ヘブライ表記の時計。

Jewish merchant's house from Mád
ベッドルーム。

Jewish merchant's house from Mád
ベッドルームの一角。

Merchant's landlord's house
一方こちらは、カトリックの「大家さん」の家で、ジーザス先生が壁に。
上のユダヤ商店主テナントさんの方が実は裕福で、床板がちゃんと入っているのに対して、
「大家さん」のうちのリビングルームは土間。

Merchant's landlord's house
「大家さん」の寝室。ここには床板が入っている。

Merchant's landlord's house
寝室の一角。この写真ちょっと気に入っている^^。

House from Tallya
Tállya(タヨ)から移築された長靴職人の家。
ずっしり重みのあるレースのカーテン越しの光が、とても美しいインテリア。

House from Tallya
同じ家の窓。
レースカーテンに熱中していて、長靴職人のワークショップを撮りそこなった・・・。

House from Tallya
同じ家のキッチンの一角。棚の色が、シャビー・シックないい感じ。
この野外博物館の情報は、前回の標本箱の最後を参照。 次回も、続きますよ^^。
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セミオーダーのトートバッグ完成


千葉県柏のHさんありがとうございました。とても喜んでいただきました。私も作らせてもらったことをとても嬉しく思います。


大幅に遅れて4か月もお待たせしてしまいましてすみませんでした。ご理解あるお客様に感謝しております。



内装



口元の#0糸の縫製



ドットホックにカスタム(真鍮) 日本製




SL-003トート小
素材:ミネルバボックス(オリーバ)/ブッテーロ(チョコ)
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セミオーダーのトートバッグ完成


SL-003トート小

素材:ミネルバボックス(コニャック)/ブッテーロ(チョコ)


最後の口元の#0番糸の縫製


ファスナー付きにカスタム 
YKK エクセラ


内装 

4か月もお待たせしてすみません。かなり遅れてしまいましたけれどご理解あるお客様に感謝しております。千葉県浦安のYさん、ありがとうございました。
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茨城から千葉南


茨城でビーチクリーンを終えてから、南へ約2時間。 12:00千葉南到着。 風:微オフショア 雨:降ってる サイズ:腰、腹 セット:たまに胸 メロウなショルダー続くファンサーフでリフレッシュさせていただきました。





今日はずっと雨との付き合いでした。台風から温帯低気圧に変わりました。
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がんばっぺ茨城・ビーチクリーン


AM8:00 大雨の中、茨城県鹿嶋の平井海岸に大勢のサーファー関係の人が集まりました。



カッパに軍手、みんなで海岸へ。



広範囲にわたり、みんなでゴミを拾いました。



雨はピークになってきたかも、靴もパンツもびしょびしょ・・・でもみんな夢中でごみを拾いました。


去年の今頃の茨城県、鹿嶋。早く綺麗な海になりますように!LOVE IBARAGI!
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Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館 -1-

今回からは、ブダペスト郊外のSzentendre(センテンドレ)の町、そこからまた5キロほど離れた丘のふもとにある、Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館の特集。ここは、広大なパークに、ハンガリー各地から、18~20世紀初頭にかけての民家を移築して当時の内装を再現した、民族誌の博物館。工芸や建築に対する興味もさることながら・・・、最大の目的は、私の場合「写真」といってもいいかもしれない。
去年、ウェールズのカーディフ郊外にあるセント・フェイガンズ野外博物館を写真目的で訪れて、<ブログ7シリーズへのリンク>、ローライトの自然光のみに保たれている、古風なインテリアの撮影に魅了されてしまった。なにもかもフォトジェニック。古風なインテリアは、存在自体美しいものなので、フォトグラファーの力量は要らない。ストロボをたかずに、ローライトで撮れる高ISO感度を備えたカメラさえあればいい・・・。
今回のSkanzenも全く期待を裏切らない、素晴らしいミュージアム。帰りにバスで一緒になった、係員のおばあちゃまが「ハンガリーで一番美しいミュージアムです。」と、誇らしげに話してくれたが、全くその通り。
セント・フェイガンズでもそうだったが、一日ではとても回りきれない。写真に集中すると一段と時間が足りない、なので、話しが聞けない(英語が話せるアテンダントの人達も、あまり多くはない)、結果、それぞれの家屋・インテリアの意味合いはよく解らない・・・というのがフォトグラファーの悲しさ・・・でもあるが。
ともあれ、イメージで楽しんでください。
SKANZEN - Hungarian Open Air Museum
これは博物館の正面入口。

Old train
広大なミュージアム内を走る鉄道の、車両内部。
アンティークな車両に惹かれて乗ったのだが、帰りにバス停のあるエントランスから遥かかなたで、
閉館時間が迫ってきてあせっていたら、たまたまこの列車が走ってきて「救出」してくれた。
閉館まぎわの、ヴィジター救出用の最終便なのだろう。

Dorf in Nordungarn
最初に回ったエリアは、北ハンガリー地域の村から移築された建物。

Dorf in Nordungarn
中ではプレッツェル状のパンを作っているところが演出されている。

Dorf in Nordungarn
部屋の反対側にあるオーヴンで焼いて、

Dorf in Nordungarn
紐に通してぶら下げて、保存か運搬するもののよう。

Dorf in Nordungarn
一般の農家は、いわばスタジオルーム。寝室とダイニングとキッチンがすべて一部屋ですまされる。
冬の寒いハンガリーでは、オーヴンからの暖を中心に、一部屋で暮らすのが合理的な方法だったのだろう。

Dorf in Nordungarn
たいていもう一部屋あるのだが、ここには保存食や、洗濯、乳製品製造のための機材が収められている。

Dorf in Nordungarn
ガーキンズの酢漬けは、ハンガリー特産?
そういえば、うちがいつでもスーパーで買ってくるガーキンの酢漬けは、ハンガリー製だな・・・。

Dorf in Nordungarn
日本の田舎でも似たような建築はありそうだが、窓のハートはありえない(笑)。とてもチャーミング。

Dorf in Nordungarn
この家も一部屋で暮らす。

Dorf in Nordungarn
それでも、家具やセラミックの彩りで満たされている。

Dorf in Nordungarn
居心地のよさそうな空間。

Dorf in Nordungarn
これは、Nemesradnótという地区の、地方貴紳階級の家。

Dorf in Nordungarn
なので、土間ではなくて、床板がはいっているし、インテリアも優雅。
ここのみならず、レースのカーテンはどこでも実に美しい。

Dorf in Nordungarn
ガラス物は必ず撮ってしまう・・・。

Dorf in Nordungarn
このハイバックのディヴァン(長椅子)は、ハンガリー特有なのか、いままで見たことのないデザイン。
クリスマスの飾りつけの設定なので、左上にクリスマスツリーが少し見えている。

Dorf in Nordungarn
これぐらいの「お屋敷」ともなると、寝室とダイニングはきちんと分かれている。
ベッドの下の広口ポットは、ヨーロッパではおなじみのチェンバー・ポットで、「おまる」。
トイレは離れたところに一つしかない、夜トイレに行きたくなったら、ここに用を足して朝捨てに行く。

Dorf in Nordungarn
「お屋敷」のキッチンの保存食品棚。刺繍の飾り布がとてもチャーミング。

Dorf in Nordungarn
キッチンのオーヴン。
これも「お屋敷」なので、ダイニングには専用の暖炉があるため、このオーヴンは純粋に料理用。

Dorf in Nordungarn
流し場の窓と石鹸入れ。

この野外博物館、全体で地域別に8ブロックに分かれている。我々が回れたのは4~5ブロック。今回はその最初のエリア。
まだまだ・・・続きますよ^^。


さて・・・、このミュージアムへのアクセス、すったもんだ話。
以前も少し書いたが、センテンドレの町を見物していたので、シュコンゼン博物館の横を通る7番のバスをのり逃した。
乗り逃したバスは11時20分頃だったか・・・その後は、1時20分頃までない。(このバスのタイムテーブルも、Net上で見つけることができなかった。)
イギリスなら即タクシーなのだが、ブダペストで話をした地元の人ほぼすべてから、「客待ちをしているタクシーに乗るな」とおどされていた。ぼられる・・・とのこと。しかし、どれぐらいぼられるのかは不明だし(ロンドンでタクシーに乗ったら、正規の値段でもぼられたと思うことうけあい・・・)、その話が郊外のセンテンドレにまで及んでいるのかどうかは知らない。
その上・・・、念のためプリントアウトしてきたGoogle-map上の、シュコンゼン博物館の位置が正確ではなかった・・・。「これぐらい(3km)軽く歩ける」と思って歩き始めたのだが、その位置まで来ると「シュコンゼン、この先2km」の道路標識・・・。配偶者氏ともども、脚が丈夫でよかった。つまり、トータル5kmを1時間で歩いた。
(帰りは絶対に「歩くのは無理」と思って、博物館のエントランスの係員をつかまえて、3回ぐらい帰りのバスの時間とバス停を確認した・・・笑)

ちなみに、4月平日の7番バスの帰り(センテンドレ行き)のタイムテーブルは、15:28,16:28,17:28,18:28で、博物館の面する道の反対側がバスストップ。小さなシェルター小屋が建っている。

5月以降は観光シーズンなので、バスの便も増えるし、バスも博物館の駐車場内に入ってきて解りやすいらしい。(4月でも週末は同様に便利だそうだ。)
また、ブダペストから博物館へのの直行バスも、週末は走っている。
Madách Imere Square 薬局前(10:00, 11:00, 12:00発) >Batthyany square リバーサイド、バス停86 10:20, 11:20, 12:20 >Szentendre >Skanzen  
大人往復 900HUF(£3) 片道600HUF(£2)
帰りはSkanzenの駐車場内バス停から、14:30, 15:30, 16:30, 17:30発。
詳しくはミュージアムのアクセス方法のページ(英文)参照。<このページ

もし、私が再び行くとしたら、どうするかって? 週末にダイレクトバスを利用するか・・・朝早く出て、センテンドレ駅で7番バスのバス停とタイムテーブルを確認してから、時間つぶしする、かな。

ちなみに、正確な位置はここ。

開館時期と時間 :4月1日~10月30日-火曜~日曜、9 a.m. - 5 p.m
            11月2日~12月11日-土・日曜、10 a.m. - 4 p.m.
入場料 :大人 1400HUF (約£4.7)、子供、60歳以上、26歳以下の学生 700HUF (約£2.3)
ミュージアム内鉄道: 入口で購入500HUF(£1.7)、列車内で購入600HUF(£2). (情報すべて2011年春現在)
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