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Chiswick (チズイック)、Londonの街

昨日はホメオパス、Danaさんの話で、Chiswick在住と書いた。このChiswickがなかなかフォトジェニックな地域なので、今日はここで撮った写真を展覧してみよう。

Chiswickは植物園で有名なKew Gardens(キュー・ガーデンズ)の川向い、同じThames(テムズ)川沿いの住宅地。
ショップやカフェが立ち並び、いつでも買い物客でにぎわうチズイック・ハイストリートは、地下鉄Turnham Green(ターナム・グリーン)のすぐそば。ここが「チズイック」なのだと、たいていは考える。現に、私とDanaさんもずっとそう思い込んでいた・・・彼女がフラット(アパート)をこの地区に見つけるまでは・・・。
そこもチズイックと呼ばれていて、しかし、A4高速道路を越した南側、高速道路とテムズ川に囲まれた三角地帯のようなところ。たまたま私もそのフラットのヴューイング(内見)に、カメラ持参で同伴していて、チャーミングなフラットが気に入っただけでなく、その周辺チズイック地区が、大いに気に入った。

Chiswick House
はじめて訪れたChiswick House
彼女のフラットから徒歩7-8分。彼女には自分の庭も同然・・・。
18世紀にBurlington(バーリントン)伯によって建造されたネオ・パラディアン様式の屋敷と庭園。
2月はじめ、イギリスの短い日が3時半には暮れかけようとしている。
夕日とコントラストを持たせて、シャドウのブルーを上げて、テクスチャーをかけた。

Chiswick House
建物自体を18mmの広角で。やはり、ブルーのカーヴをあげて。


Chiswick House Garden 06/02/10
庭園にはスフィンクスや、ローマンスタイルの彫像が立ち並ぶ。
背景のレイヤーにズーム・ブラーをかけて、スフィンクスをドラマティックにひきたたせる。


Statue @ Chiswick House Garden
すこしぽっちゃりしたローマ風彫像。
古典的様式の被写体のイメージに合わせて、左右対称におさめたかったのだが、
何かが邪魔して、真正面からは撮れない。
やや斜めから撮った画像をポストプロセスのパースペクティヴ調整で、左右対称に見えるように加工している。
典型的なデジタル写真のトリック。プロの方は簡単に見破るだろうな(笑)。


Chiswick House Garden
シャドウ部分のブルーを強調して、ライト部分のブルーを落とす(イエローを強調)。


ここだけでもすでに地域への好感度がはなはだUp。それだけでなく、彼女のフラットから庭園とは反対方向に歩いていくと・・・テムズ川が開けている。テムズ川沿いの遊歩道は、鉄道橋の下をくぐってStrand on the Green(ストランド・オン・ザ・グリーン)と呼ばれる、川沿いに美しい家の並ぶ地区へと続いていく。


Strand on the Green, Chiswick
Strand on the Greenの遊歩道の柳。ちょうど金色に芽吹き始めた頃。
イエローのカラーを強調。

Strand on the Green, Chiswick
テムズ川の水面に映える光を柳越しに。
左にかすかに見えるのは、キュー・ガーデンズに向かう列車の鉄橋。
19世紀に架けられたものなので、建造物としても美しい。

Chiswick railway bridge 29/01/10
これはその鉄橋の手前から見たところ。
右に見えるパブでランチを食べたが、古きよきパブのインテリアに、近頃のトレンドで料理も旨い。完璧。


Strand on the Green, Chiswick 06/02/10
このあたりのテムズ川は潮の満ち干の影響を大きく受ける。
(このもっと上流、Richmond(リッチモンド)に最初のLock(水門)があり、それより上流は潮の影響を受けないのだが・・・。)
ちょうどこのときは、引き潮で川にビーチが現れる。
近所の少年が魚を釣っていて、巨大な魚を釣り上げたところ。
スポーツ・フィッシングなので、重さを量って記録した後は、すぐまた川に返してやる。
ちなみに、7ポンドつまり、3.3kgだったそうだ。

Coming home...
どこからともなく、ボートを漕いで小父さんが現れる。
干潮のビーチにボートを付けて、舫うと、そのまま遊歩道沿いの家の一軒に帰っていった。
ここではボートは自転車。

Strand on the Green
そのStrand on the greenを別の日に撮ったもの。
周辺部のカラーを落として、セピア調、ノスタルジックなイメージで。
このときは潮は高い、ビーチは川に沈んでいる。

River Thames from Kew Bridge
同じくStrand on the greenをこれは、上のイメージと反対側、Kew橋から撮っている。
イギリスの冬の弱い日差しで、どんよりとした写真だった。
ポストプロセスでコントラストを上げると同時に、セピア調にトーンを落としてヴィンテージ・ポストカード風に。
鈍い写真しか取れなかったときの、苦肉の策。



こんなにフォトジェニックなチズイック、Danaさんもいることだし、また頻繁にカメラを提げて訪れることになるだろう。

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