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ロンドンの街-Marylebone High Street(マリルボーン・ハイ・ストリート)-1-

今回の標本箱も、写真の方の仕事に関連していて、この4月に別件某雑誌用撮影でうろうろしていた、Marylebone High Street(マリルボーン・ハイ・ストリート)のイメージ。
このショッピング街は、南でBond Street(ボンド・ストリート)地区につながる、Londonど真ん中にある。
それでいて、西ロンドンのちょっと高級なイメージと、ヴィレッジ(村)風と表現される、昔風にこじんまりしていて、フレンドリーで和める雰囲気の両方が、バランスよく入り混じっている地区。
北側はRegent's Park(リージェンツ・パーク)か、Baker Street(ベイカー・ストリート)が最寄り駅。
ちなみに、Marylebone(マリルボーン)という鉄道+地下鉄駅もあるのだけれど、この駅はベイカー・ストリート駅のもっと西の先。ここからだと、まるまる一駅以上歩くことになる。ちょっと紛らわしい。
面白い店がいろいろあって、長いストリートなので、今回は北側半分のイメージ。


Marylebone High Street
これは、ハイストリート北から入って少し下ったあたりの町並み。
この北側にはインテリアとレストラン、デリのThe Conran Shopがある。
このあたりの交差点は大半が、歩行者優先のゼブラ・クロッシング。
これも地域が、ショッピングの歩行者に優しい街造りを推進している結果だ、と聞いたことがある。

Marylebone High Street - flower shop
ハイストリートの花屋。
花屋+Cafeのテーブルというのが、和める街づくりのポイントかも。

Off Marylebone High Street - shoe shop
最初の写真のパブの角を曲がった先にある、昔ながらの靴屋。
こんな伝統的な個人商店がどんどん消え去っていくLondonでは、貴重な存在。

Emma Bridgewater shop window
個人商店といえば、Emma Bridgewaterのお店も「個人商店」。
前回のブログの最後に載せたFluham(フルム)店の他、ここのハイストリートにもお店がある。
今年はダイヤモンド・ジュビリー一色のディスプレイ。

07-jul-03
Photo by: sashafatcat @Flickr
同じブロックには、旅行本の専門店Daunt Booksがある。

Daunt Books's famous gallery
Photo by: RachelH_ @Flickr
20世紀初頭のエドワーディアン期のインテリアがそのまま保存されている。


その先にある、Cologne&Cotton
インテリア雑貨とフレグランスの店。エレガントなフレンチ・テイストで人気。

Marylebone High Street - fish manger
そのまた先に魚屋兼カフェ・レストランのFish Works

Off Marylebone High Street - cheese shop
次の角を西のMoxton Streetに曲がると、チーズショップのLa Fromagerie
乳製品の専門店で、それ以外にもオーガニック食材を扱っていたり、カフェもある。
ここのアイスクリームが、それはそれは美味しい・・・。

Off Marylebone High Street - butcher
そのお隣、というか、棟続きにあるのがブッチャー、The Ginger Pig
ヨークシャー高原のここの農場で、ハッピーに、
健康に育てられた家畜の肉のみを扱うというポリシー。

ここの向かいは普段はパーキング・エリア。
そこが毎日曜日の10時~2時までファーマーズ・マーケットとなる。
以前これまた別件の撮影で行ったことがあるけれど、
ローカルのロンドナーで大賑わいのマーケット。

Marylebone High Street
この次のブロックにはBoots、Starbucks、Tesco Express・・・等、
嫌われがちなチェーン店も多少入っているものの、
あまり目立たないようにうまく町並みに溶け込んでいる。


このブロック東側にあるチャリティー・ショップCancer Research
UKのチャリティー・ショップBig5の中には入るんじゃないかな、
という、大規模チェーンのチャリティーショップで、どこの町でもあると思う。
このMarylebone店が「特別」なのは、
質のいいヴィンテージや、デザイナーズものの掘り出し物が多いこと。
私も一枚かんでいたRevampジュエリーは元々はここで売り出された。
ちょっと思い出のあるチャリティーショップ。

Off Marylebone High Street - flower shop
2つ上の写真の交差点を、今度は東側、New Cavendish Streetに曲がる。
1ブロック先のJane Packer、とてもおしゃれなフローリスト。

Off Marylebone High Street - flower shop
お値段全体に高い目だけれど、前売りの切花や鉢植えは、まだ手ごろな価格。

そのお隣はホメオパシック・レメディのAinsworthsの薬局。
女王陛下とチャールズ皇太子も御用達。
ダイヤモンド・ジュビリーの激務を乗り切った女王陛下の健康は、ここが支えている!?
実は、このあたりは伝統的に薬局街で、その先東のHarley Streetはドクター街。
あ、もちろん、健康保険と関係ないプライベート・クリニックの話だけれど・・・。

Off Marylebone High Street - curtain shop
斜め向かいのカーテン屋。
ここから南のWigmore Streetにかけては、インテリア・ファブリック関連の店も多い。

Off Marylebone High Street - curtain shop
ウィンドウの中を覗き込む・・・。

というところで・・・、次回に続く。

今回歩いてきた最後は、この地図のあたり:

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