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Église Saint-Pierre(聖ペテロ教会)- Caen(カン)

親知らずはまだ処理待ちだけれど、セラピー系の友人が多いとこんなときに、激助かる。
Danaさんのホメオパシック・レメディと、Momoyoちゃんのマトリクス・エナジェティックスのセッションで、抗生物質・鎮痛剤なしで、炎症と痛みは治まった。
それでもまだ、なにか「歯茎に食い込んでる」感じはずっとあるので、ちゃんと根源を処置するべく・・・歯科医からの連絡を待っている、という状態なのでした。

標本箱の方は、再びCaen(カン)の街から、街に入ってトラムを降りたら目の前にあった教会、Église Saint-Pierre(聖ペテロ教会)のイメージ。


Église Saint-Pierre - Caen
トラムを降りたところが、ちょうどこの教会の南東にあたるApse(アプス=後陣)の外側。
このコテコテの装飾に引き寄せられる。

ガーゴイル型Water spout(樋口)や、Flamboyant(フランボヤント)な塔の装飾は、ゴシックなんだけど、パネル装飾の二股人魚みたいなのは、完全にルネッサンス様式。
つまり、これはゴシックからルネッサンス様式への過渡期の建築ということ。
イギリスではレンガ造りのチューダー/エリザベス様式から、いきなりシンプルなルネッサンス・スタイルであるイニゴ・ジョーンズタイプの様式に移行してしまうので、ここのようなコテコテ・ゴシックにコテコテ・ルネッサンスを上塗りしたようなもの・・・には、お目にかからない(私は見たことがない)。 なので興味深々、前に回って、そして中に入ってみることにした。


Église Saint-Pierre - Caen
正面のドア。

tympanum(ティンパヌム)の下の部分に、Mitre(ミトラ)が描かれているので、勝手にこれは司教座のあるCathedral(大聖堂)、つまりカン大聖堂か・・・、と、思っていたら、ぜんぜん違ってた。
カンには大聖堂は現在なくて、ここは聖ペテロ教会だということがわかった。
どこかで「カン大聖堂とカン大学ともに、1944年のBattel for Caen(カン戦闘)で壊滅した。」と読んだことがある。 大学は復興したけれど、大聖堂は復興しなかったのかもしれない。
ちなみに、ミトラの話の続きで・・・、アングリカン(英国国教会)は司教の紋章にミトラをもってくるけれど、そういえば、フランスなどカソリック圏では、確か枢機卿の帽子のようなEcclesiatic Hat(教会帽子)を使うんじゃなかったかな・・・このあたりあまり知らないから、言葉を濁しておく(笑)。


Église Saint-Pierre - Caen
ティンパヌム、上の部分のレリーフ。
聖書の中のシーンなんだろうけど、そしてきっと聖ペテロ関連のシーンなんだろうけど、
具体的にどのシーンかは、私にはわからない。
ティンパヌム自体(上の写真のドア上部の半円形の部分)、
ゴシックのものは、通常きっちりみっちりレリーフがはいっている。
ここのものはスカスカなので、ここも戦後可能な範疇で修復されたものなのかも。
そうだとしたら、全面でペテロの生涯をえがいていたものかも・・・と想像するのだった。

Église Saint-Pierre - Caen
正面の全体ヴュー。
Wikiによると<このページ・英文>13~15世紀にかけての建造で、
最初の写真のアプス部分は、1518~1545年に
Hector Sohier(エクタ・ソイエ)の建造だそう。
カン戦闘では鐘楼塔のみが倒壊して、戦後復旧された。

Église Saint-Pierre - Caen
完璧なゴシック様式のRose Window(バラ窓)。
正面は「まっとうな」ゴシック様式なので、
後ろのアプス外周部分のみが、16世紀に増築されたもののよう。

Église Saint-Pierre - Caen
お見事なゴシック・ファサードを見上げる。

Église Saint-Pierre - Caen
正面から右側の、現在の実際の出入り口から入って、正面祭壇を見たところ。
なにやら、奥のアプスのあたりがコテコテしたことに・・・。

Église Saint-Pierre - Caen
それはこの後見ることにして、まずは振り返って、
正面入り口上の、バラ窓部分。
ステンド・グラスのシンプルさは、明らかに戦後の修復の時のもの。

Église Saint-Pierre - Caen
pulpit(パルピット=講壇)の木彫パネル。
これは、19世紀ゴシック・リヴァイヴァル期のもののよう。

Église Saint-Pierre - Caen
これが正面祭壇で、バロック風。

Église Saint-Pierre - Caen
その上のステンド・グラスは・・・残念ながら、戦後のもの。

Église Saint-Pierre - Caen
その上のアプスが「濃い」!!
祭壇のあるアプス部分の後ろに、ambulatory(アンビュラトリ)という通路があって、
その奥にまた各チャペル部分
(建築的に言うと・・・セヴェットとか呼ぶんだけど)があって、
ここの天井部も実に装飾的。(教会の基本的な構造は<ここ>を参照)

Église Saint-Pierre - Caen
こんな感じの、ゴシック>ルネサンス途中様式。
これはイギリスでは見かけない。

Église Saint-Pierre - Caen
天井画の繊細なスクロールの描写は、とてもルネサンス。

Église Saint-Pierre - Caen
斜めから見たところ。
まるでツララのように、装飾がぶら下がっている感じが妙に珍しい。

Église Saint-Pierre - Caen
祭壇の天使像。

Église Saint-Pierre - Caen
アンビュラトリ部分の彫像。

Église Saint-Pierre - Caen
この彫像は聖王ルイ(9世)のようだけど・・・ウラはとってはいない。
なんとなくこのあたりの彫像は、19世紀風。

Église Saint-Pierre - Caen
最後に18世紀以前の感じの、素朴な聖母子像。


Église Saint-Pierre(聖ペテロ教会)

地図:

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