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Mont Saint Michel-モン・サン・ミシェル-1-

ノルマンディーに入る前に、フェリーでブリタニー側のSt Malo(サン・マロ)でフランス上陸、その後、Dinan(ディナン)泊。翌日モン・サン・ミシェルを見た後シャトーに向かった。
今回はその、Mont Saint Michelモン・サン・ミシェル)のイメージ。

ここはもう世界的に有名な World Heritage Sites(世界遺産)なので、年間300万人が訪れるとか。
アーサー王伝説のアヴァロンを連想させるような、水に浮かぶゴシック建造物・・・のイメージはなんともいえず神秘的で、長年訪れてみたかったところの一つ。

Mont Saint Michel
自分内イメージのモン・サン・ミシェル・・・は実は、ポストプロセスの産物。

Mont Saint Michel
これも自分内イメージでポストプロセス・・・、を、かけまくってしまうのには理由があって・・・、

Mont Saint Michel
これがリアリティー画像。
まぁ、世界最大級観光地に、夏休みのど真ん中、ピーカン天気の正午到着。
これじゃぁ、幻想も神秘もあったものではない・・・のだった。


左に止まっているのは、駐車場と島の間を行き来するシャトルバスで、2ヶ月前に導入されたもの。
19世紀に現在の、島と陸を繋ぐ堤防道が建造されて、巡礼者が潮の影響を受けずに、島にアクセスできるようになったのだが、これが潮の流れを妨げて、100年以上たって砂が堆積し、島自体が陸地化してしまう状況に陥っていた。
この入り江を河口とするCouesnon(クエスノン)川にダムを建造して、干潮時にダムからの水を放出して砂を押し流すと同時に、堤防道を解体して下を水が流れることのできる橋梁道に置き換える、一大プロジェクトが2006年から進行中。(プロジェクトのサイト、完成予想図などは仏文で、このページに)
堤防道と対岸にあった2つの駐車場はすでに撤去されて、2km離れた内陸部に総合駐車場が、今シーズンから新規に設営された。この駐車場と、島を繋いでいるのがこの、無料シャトルバス。
(駐車場は有料。4-5時間駐車して7-8ユーロ位払ったと思う。支払いは出口のゲートに、クレジットカードを入れて支払うしかできないので、クレジットカード必携。)
もちろん、ぶらぶら歩いても30分ぐらいで着くのだが、あまり時間がなかったのと、歩いていたら日差しと暑さで堤防道の真ん中で行き倒れること必至・・・だったので、即バスに乗り込んだ。


Mont Saint Michel
なんだか、フランス共和国万歳!! 7月14日ですか?・・・的な写真。
自分内イメージの写真を撮りたければ、冬に島に泊り込むしかないか・・・。

Mont Saint Michel
ゲートの上のチャーミングな聖母子。

Mont Saint Michel
ゲートを入ると、レストランや土産物屋が軒を連ねる細い道が続く。
これはその入り口。
オーク材タイルで屋根を葺く方式は、どちらかといえば北欧やロシアの様式に近い。
青銅のフィニアル(尖塔飾り)が美しい・・・ペーターおじさん好きそう(笑)。

Mont Saint Michel
何か投げたら向かいの家に届く・・・きっと。軒がせり出してきている。
中世の町並みは、どこでもまさしくこんな風だったのだろうな。

Mont Saint Michel
お店の軒先にかかる看板も、中世風を踏襲している。

Mont Saint Michel
このいかにもな「宿屋」の看板、渋い^^。

Mont Saint Michel
同じ町並みを、これは帰りに城壁の上から撮った。

ずっとカメラが上を向きっぱなしなのは・・・、

Mont Saint Michel
下では我々を含めて観光客で、初詣状態になっているのだった。

Mont Saint Michel
オーク材タイルが珍しくて、見つけるたびに何度も撮ってしまう。
後ろにそびえるのがAbbey(修道院)で、そこに向かって登り道が続く。

Mont Saint Michel
Abbeyの全容が見え始めた。
8世紀に端を発する修道院だけれど、現在目に付くゴシック建築は15世紀のもの。
鐘楼尖塔は19世紀の建造だそうなので、ロマネスクの下層の上に、ゴシックの上層、
ネオ・ゴシックの尖塔が重なっている形になっている。
尖塔の上でくねっとしているのが、
この島・修道院のご本尊、聖マイケル(仏語だとサン・ミシェル)。

Mont Saint Michel
下を見ると、陸地側。
このときは干潮の真っ只中で、完全に地続きのよう。

Mont Saint Michel
この階段を上りきると、修道院にたどりつく。
ちなみに、美意識優先主義なので、うらうらしている観光客の皆さん
20人以上ポストプロセスで消去(笑)。

Mont Saint Michel
これは修道院の中からのヴューだけれど、上記の話の続きなのでここに入れてしまう。
島を再び水に浮かべるべく、こんな感じで、いまあちこちで工事が進行中。
真ん中の当たり地平線の少し下で、池のようにキラキラしているのが新設の駐車場。
光っているのは、ぎっしり停められた車のフロントガラス。

Mont Saint Michel
干潮時は20Km以上砂地が続いている・・・、ように見えるのだけれど、
途中流砂があったりして危険だそうで、必ず専門のガイドと歩くこと、
というのが、モン・サン・ミシェルのサイトの注意書き。
時間に余裕があれば、ぜひ参加したかったな。

Mont Saint Michel
はるかかなた水平線のあたりが海。


次回は引き続き、修道院の内部のイメージ。















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