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ロンドンの街-South Kensington(サウス・ケンジントン)界隈

ちょっと時間/集中力/ネタがなくなってきている、近頃の標本箱(笑)。
今回は以前撮った写真を混ぜ合わせて、South Kensington(サウス・ケンジントン)界隈のイメージ。

通称South・Ken(サウス・ケン)と呼ばれるこの一角は、博物館の集中しているエリア。
V&A、自然史博物館、科学博物館が隣あわせて建っていて、その先には巨大コンサート・ホール、ロイヤル・アルバート・ホールがあるので、大英博物館界隈のBloomsbury(ブルームスベリー)と並んで、ロンドンの「文教区」。
フランス系の学校があるので、もともと仏人人口のとても高い地区でもある。
そこに、フランス経済不振・ビューロークラシズムに辟易した仏人が、(まだ景気がかろうじてマシな方で、簡単にビジネスをはじめられる)ロンドンに大量流入しているのだとか。
なので、ローカルなカフェに座っていると、周りの会話ことごとくフランス語、だったりして、Little Pris(リトル・パリ)化してきている。
もうしばらくしたら、この地区に面したハイドパークに、ミニ・エッフェル塔が建てられるとか・・・(マッカなウソ

西南ロンドンの果てのウチからも、「近い方の市内」で、その上博物館マニアなので、自分にとっても一番親しみのあるロンドンの一角でもある。

South Kensington - Station
地下鉄の駅から出てきたところ。
この駅がオープンしたのは19世紀中頃。
当時設置された、入り口上のエレガントなアイアン・ワークを透かし見る。

South Kensington
駅前Thurloe Placeの角。

South Kensington
Thurloe Placeの先にある小路を入ると、Cromwell Mews。
Mews(ミューズ)というのは、昔の車庫・馬車庫。
近所の大屋敷、大屋敷といえども街中、タウンハウス(棟続き住宅)なので、
直接各家に馬車庫が設置できない。
なので、こんな風に路地に馬車庫をまとめた、「集中駐車場」が設置された。
現在では、住宅やオフィスに転用改装され、こじんまり愛らしいので、とても人気がある。

South Kensington
その、石・・・じゃなくて、レンガ畳の路面と、各戸の前にある水道栓。

South Kensington
V&A博物館から、Exhibition Roadを北の、Hyde Park(ハイド・パーク)に向かって歩く。
右に伸びるPrinces Gardensの通りを覗き込む。

South Kensington
これはちょうどロイヤル・アルバートホールの裏のあたり。
Albert Hall Mansions(アルバート・ホール・マンションズ)と呼ばれる、
1867年のホール建造の約10年後、1879-86年建造のアパートメント群が続く。
設計はRichard Norman Shaw(リチャード・ノーマン・ショウ)。
モリスやウェッブと同じジョージ・エドモンド・ストリートの事務所出身で、
アーツ・アンド・クラフトの影響下の建築家。

South Kensington
道を隔てた手前南側は、Albert Court(アルバート・コート)。

South Kensington
先のアルバート・ホール・マンションズもそうだけれど、
Londonでも最高級のアパートメント住宅。
4-7million poundsというから・・・、6-11億円のマンションということになる。

South Kensington
イギリスの富は奥深い・・・といっても、今や世界中からの投資会社が買っているわけで、
一般人はロンドン市内には、どんどん住めなくなってきている。

Royal albert Hall
その隣の、ロイヤル・アルバート・ホールの裏側。
1867年Francis Fowkeの設計で、ルネッサンス・リヴァイヴァル様式。

South Kensington
これは、Exhibition Roadに面した建物・・・だったかな。
19世紀の装飾満載の建築が多いので、ディティールばかり見てしまう。

Window - South Kensington
これも、ルネッサンス・リヴァイヴァル的なる出窓。

South Kensington
一方、Queens Gate界隈に並ぶ、白いStucco(スタッコ=漆喰)塗りの、
ややシンプルめ、の建物は、19世紀前半のリージェンシー様式。
リージェンシーというのはイギリスの、摂政王太子(プリンス・リージェント=ジョージ4世)のこと。
なので、リージェンシー様式はイギリス的呼称。
汎ヨーロッパ的には、後期ネオ・クラシカル様式ということになる。
あ~また建築話になってる・・・。

South Kensington
これは建築余談で・・・、UKでは建物の外に、水道管や排水管を平気でガンガン付ける。
古いパイプだったりすると、その排水管自体、なかなか面白いフィーチャー・・・とまで感じる位。
一方、美的センスの繊細な(?)パリのアパルトマンは、こういった排水管がすべて、
建物の壁の中に隠されている。
ところが、長年の間に排水管が詰まってきたりすると、厄介な問題になる。
壁をぶち抜いて処理することになる・・・・とかいう話。

South Kensington
1911年の道標をKensington Roadに見つけた。
この表記だと、ロンドンの中心はHyde Park Corner(ハイド・パーク・コーナー)なのか???
フツーは歴史的には、Charing Cross(チャリング・クロス)という地名の由来の、
エレノア・クロスがもともと建っていた、Trafalgar Sq.(トラファルガー広場)の南側が、
ロンドンの「ヘソ」というのが定説。(その話は<ここ>に英文で)

South Kensington - Station
最後に、全然関係ないけど、South Kenの駅のホームの果ての、
配線・配管とホコリがいつも、フォトジェニックかも・・・と、気になっていたのだった(笑)。











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